プラスチックパレット（樹脂パレット）を格安価格で販売中。リサイクルパレットは環境にもよく経費削減にもつながります。

パレットとは、輸送・保管などの物流シーンで使用される板状運搬用架台です。
樹脂パレットにはフォークリフト、ハンドリフトのツメの差込口があり、構内運搬、トラックへの積み込みを効率的に行うことができます。
多くの樹脂パレットは約1トンの動荷重があります。
動荷重はフォークリフトなどで動かしている状態に耐えられる重量で、静荷重は平地においた時に耐えられる重量です。

パレットには両面と片面の二つのタイプがあり、両面パレットは天地（上下）をひっくり返して使うことができますが、片面パレットでは天地が決まっているので、ひっくり返して使うことはできません。

また、リフトのツメの差し込み口がついている数によって、2方差し、4方差しという種類があります。
4方差しは樹脂パレットの4つの側面すべてに差し込み口があるので、どこからでもフォークリフトを差し込み持ち上げることができます。
2方差しでは差込口のない側面があります。

サイズは正方形のものが多く、1000mm（＝1m）から1400mm程度がよく使われています。
なかでも1100×1100mmはイチイチパレットと呼ばれ、特に幅広く使われています。これは1100×1100×高さ144mmのパレットがJIS（日本工業規格） によって規格化されたためです。
アメリカでは1219×1016mm、中国では1200×1000mmなど国によってよく利用されるパレットサイズは異なっています。

パレットの種類

パレットは下記のような材質で作られたものがあります。

・プラスチック…プラスチックパレット、樹脂パレット
・リサイクルプラスチック…リサイクルパレット
・金属…スチールパレット
・木材…木製パレット

その他段ボールなどの紙製のパレットがあります。

プラスチックパレット（樹脂製パレット）とは

プラスチックパレットはプラパレと呼ばれることもあるプラスチック製のパレットです。
大きな特徴として木製パレットの様に腐食することがなく、水洗いもできるため衛生的に使用できます。
そのため長持ちするので低コストで利用でき、経費の削減にもつながります。
その他の特徴として、強度や耐荷重に優れ、安全に使用でき、品質も一定している。
また、木製パレットは海外への輸出の際に品質の規制がありますが、プラスチックパレットには現在のところは輸出規制はありません。

破損した場合、木製パレットのように修理が出来るわけではないので産業廃棄物として処分が必要です。近年はその素材をリサイクルして使用し、下記で紹介するリサイクルパレットの原料として利用されています。

リサイクルパレットとは

リサイクルパレット（再生パレット）は回収したパレットやコンテナ、その他包装容器等のプラスチックをリサイクルして作られたものです。 リサイクル原料を使用していますが強度や耐荷重にも優れ、リサイクルではないプラスチックパレット同様に清潔で、安全に使用することが出来ます。
また、破損したり不要になったリサイクルパレットは再度リサイクルが可能なため、環境に考慮されたうえに安価で生産が可能です。

リサイクルパレットを使用する優位点・利点

リサイクルパレットは環境にやさしいのは当然ながら、強度、耐久性、コスト削減など様々な利点があります。

金属製（スチール）パレットとは

スチールやアルミニウム等の鉄金属でできたパレットで、最大の特徴として強度や耐荷重に優れている点です。
また、スチールで作られたパレットは耐火性にも優れ、可燃物を置けない環境でも使用することが出来きます。

木製パレットとは

破損した際の補修も容易にできるといった特徴があります。
しかし、素材が木材という点から湿気に弱く、腐敗して朽ちてしまうという点や、害虫などの問題により適切な処理をしなければ輸出用としては利用できないという問題点もあります。

リサイクルパレットに関する一般的注意事項

■2点支持ラックでの使用禁止
リサイクルパレットは自動倉庫・2点支持ラックに対応するように設計されておりません。荷崩れによる事故につながりますので、自動倉庫・2点支持ラックでのご使用の場合には必ず自動倉庫対応パレットと併用してください。

■指定荷重以上の積載禁止
表示荷重を超える荷重物をリサイクルパレットに積載しないでください。荷重オーバーによる荷崩れやリサイクルパレットの破損原因になります。また、指定荷重以内であっても集中荷重となる場合にはリサイクルパレットのたわみ、局部の破損・亀裂などが生じる恐れがありますので、必ず積載面に均等に積載してください。耐荷重は均等荷重にて平積時のデータとなります。点荷重、偏加重や段積時に対してはこの限りではありません。

■破損品の使用禁止
著しく変形・破損したリサイクルパレットを使用しないでください。強度不足により思わぬ事故が発生するおそれがあります。

■後加工による改造の禁止
切断・穴あけ・溶接などによるリサイクルパレットの改造をしないでください。著しい強度の低下や変形・破損等により、思わぬ事故が発生する恐れがあります。

■過度の衝撃を与えないでください
リサイクルパレットを投げつけたり、フォークリフトの爪で突くなど乱暴に扱いますと、破損や変形の原因となりますので、ご注意ください。

■使用温度
リサイクルパレットは、-10～40℃での使用を想定しております。この範囲外で使用は当社までご相談くださいませ。

■滑り
リサイクルパレットには滑り止めゴムがついてますが、水に濡れたり脂分が付着したりしますと、滑り止めの効果が低下する恐れがありますので、ご注意ください。

リサイクルパレットに関する荷役運搬時の注意事項

■フォークの斜めからの挿入禁止
フォークをリサイクルパレットの下部に挿入する際には、必ず脚部にまっすぐに差し込むようにフォークリフトを操作してください。斜めに操作した場合、フォークの接触によりリサイクルパレットの耐久性の低下や脚部の破損を招く恐れがあります。

■狭いフォーク幅での作業の禁止
狭いフォーク幅でリサイクルパレットを使用した場合、指定範囲内の荷重でもリサイクルパレットのたわみや荷崩れを招く恐れがあります。フォーク幅はできる限り広く取り、2本のフォークで均等に荷重を支える状態で作業してください。

■不定形荷物の取扱い禁止
荷物の荷重が均等にならない不定形物や偏った積載の状態で荷役運搬をしないでください。荷崩れ等により人身事故・荷物の破損・リサイクルパレットの破損を招く恐れがあります。

■急な動作の禁止
フォークリフトで荷物を積載したリサイクルパレットを上昇・下降させる場合、急速度で上昇・下降させないでください。また、フォークリフトで荷物を積載したリサイクルパレットを運搬する場合、急発進・急旋回・急停止をしないでください。リサイクルパレットがフォークから滑り落ちる可能性があり、荷崩れ等により人身事故・荷物の破損・リサイクルパレットの破損を招く恐れがあります。

■多段積みでの荷役作業禁止
フォークリフトのバックレストを超えた高さの荷物や、多段積み状態での荷役作業は行わないでください。荷崩れ等により人身事故・荷役の破損・リサイクルパレットの破損を招く恐れがあります。

■フォークの不十分な差込み状態での使用禁止
フォークの先端や不十分な差込み状態で荷役作業はしないでください。不十分な差込み状態で荷役を行うと、リサイクルパレットに割れ、変形・破損が生じる恐れがあります。

■フォークの不十分な差込み状態での使用禁止
フォークリフトで荷役作業をする際に適正サイズのフォークをご使用ください。適正サイズ以外でリサイクルパレットをご使用すると、思わぬ事故・荷物の破損・リサイクルパレットの破損を招く恐れがあります。

リサイクルパレットに関する荷役運搬作業時の注意事項

■傾斜地や凹凸地での使用禁止
リサイクルパレットは傾斜地や凹凸地に置かないでください。特に荷役作業をされる場合は傾斜による荷滑りや荷崩れが発生し、人身事故・荷物の破損・リサイクルパレットの変形・破損を招く恐れがあります。

■荷役運搬時の路面状況
荷役運搬作業時の路面が、凹凸や傾斜がある経路を運搬走行される際は、リサイクルパレットを傾斜地や凹凸地で使用する状況と同様の環境となりますので、荷滑りや荷崩れが発生し、人身事故・荷物の破損・リサイクルパレットの破損を招く恐れがあります。